ノウハウ

七式 KvKラストアタック〜0秒の向こう側で勝負する方法〜

はじめに

みなさん、こんにちは。
今回はKvKのラストアタックについて書いていこうと思います。

ここってけっこうプレイングスキルと経験値が露骨に出てくるところです。

それぞれのラリーリーダーが工夫しているところでもあると思うので、ご自身の所属ギルドとやり方は違うかもしれませんが、七はこうやってるくらいの感じで読んでいただけば幸いです。

KvKラストアタックとは

これはご存じの通りでKvKの最後に要塞めがけてラリーすることです。

KvKでは終了時に要塞を占領していたギルドに以後の所有権が発生するため、終了のタイミングジャストに着弾するように攻撃(ラリー)を行います。
攻撃(ラリー)のタイミングを調整する方法は主に2つあるので以下簡単にご紹介。

タイマーを入れる

攻城兵器や歩兵のように進軍速度が遅い兵種(タイマー)を1入れて、ラリー発射を遅延させ、そのタイマーを撤退させることでラリーを任意のタイミングで進軍させる方法です。

タイマーを使わずKvK終了時間に着弾するようにラリーをセットする

これはタイマーを使わずに、ラリーの準備時間(5分or10分)とラリー進軍時間の合計がKvK残り時間と同じになったタイミングでラリーをセットします。(言葉で説明するの難しいな…)

七式 KvKラストアタック〜0秒の向こう側で勝負する方法〜

ここからは実践編。
まずはKvKのラストアタックでの基本的な考え方から。

最後に着弾できないなら当てない方がいい

これは私の個人的見解ですが、複数のギルドでラストアタックを争う場合、単純に要塞を取ることを前提にすれば、最終着弾以外に意味はないと思っています。

理由としては、ラストアタックという性質上、ラリーリーダーは兵士構成というメタの読み合いでジャンケンをしているだけということ。
そして、最終着弾以外のプレイヤーは必ず2回以上、敵からヒットを受けるということで絶対的に敗北する確率が高くなるからです。

例えば3ギルドで争う場合

① 1人目着弾
② 2人目着弾(1と2が戦闘→勝った方が要塞に残る・仮2が勝つ)
③ 3人目着弾(2と3が戦闘)

この時、2と3の戦闘では高い確率で3が勝ちます。(もちろんアカウントの強さや兵士構成の相性で変わる場合も往々にありますが)
2は1との戦闘で大きく兵数を減らしていることが想定できるからです。

つまり、勝つ(要塞を取る)前提であれば1と2になることはできるだけ避けなければなりません。

上記から勝率と仲間の被害を考えた場合、個人的には「最終着弾」か「要塞に当てない」この2択を特に意識することが重要だと考えています。

0秒の向こう側とは

下記レポートは実際のとあるKvKでのラストアタックのものです。



0秒とはこれのことです。
知ってる人は知っていると思いますが、ある一定のタイミングではレポートの着弾表記が全て0秒になります。

そしてこの0秒を狙っているプレイヤーが敵対にいた場合、最終着弾を狙って0秒の更に向こう側…つまりコンマX秒のチキンレースが展開されるのです。

私はこれを「0秒の向こう側」と呼んでいます。

もちろん田舎2~3つのギルドでラストアタックを争う場合はこんなシビアなタイミングは必要ないです。(少なくとも0秒着弾は必要)

しかし、敵対が4~5以上でそれなりの王国になってくると経験値とプレイングスキルで勝率は露骨に変わってくるものです。

戦闘レポートから考える【2021.5.23-KvK前後編】今回は私が最近手に入れた戦闘レポートからケーススタディをやってみたいと思います。 ちなみに内容としては戦闘初心者の方向けに自然と寄っていくと思います。 予めご了承くださいませ。...

過去記事で「0秒の向こう側の戦い」をたまたま見つけたので貼っておきます。
この時は6ギルドくらいのラストアタックだったと思います。(たぶん)

NOZの後ろを取りましたが、よく分からんギルドに更に後ろを取られたので激しく動揺したのを覚えています。笑

実践編

ここからは実際に「0秒の向こう側」で着弾させる方法を紹介します。

準備するもの

・スマホ端末2つ
・アカウント2つ(ラリーリーダーの攻撃用とサブ垢なんでも)

要は2つのアカウントを同時に操作できる環境を作ってください。
私の場合はこんな感じ。


メインアカウントはスマホ端末(iPhone)で操作して、サブアカウントをiPadで見れるようにしています。

Step.1 インターネットの通信状況とゲーム内の反映状況を確認する

これけっこう重要です。


まず2つのアカウントを同時に操作できる状態にした上で、2つの端末で上記画面を表示。
カウントが同じタイミングで減っているか遅延がないかを確認してください。

カウントの減り方に微妙な誤差が生じていたり、1秒の減り方が変(体感的に分かるくらい1秒が遅かったり早かったりする)であればインターネット環境の遅延やゲーム内での遅延が考えられるので再起動しましょう。

光回線がもちろんベストですが、中途半端なWiFiは遅延の原因によくなるので、調子が悪いと感じたらキャリア回線に切り替えましょう。

Step2 進軍装備で要塞までの進軍時間を確認する

必ず「進軍装備」で。


この場合は22秒です。(メモを取っておきましょう)

Step3 ラリーセット&兵士構成の確認

任意の時間(5分or10分)でラリーセットしていきます。

ここで重要なのが、Step2で進軍時間を計算するために入れた兵種よりも進軍速度が遅い兵種を間違えて入れていないか確認することです。(この場合はT5歩兵より進軍速度が遅い兵種→T4orT5攻城兵器)
※当然ながらタイマーを除く


仮に入ってしまうと要塞までの進軍時間に差異が生じます。
コンマX秒を争う場合はこのミスだけで試合終了です。(あきらめなくても)

タイマーは余裕をもった時間で入れましょう。

Step4 タイマーを撤退させる

ここで全てが決します。
「進軍装備」になっていること、タイマー以外のフィラーが全て集結していることを確認してそれぞれ以下の画面で待機します。

メインアカウント


タイマーの撤退ボタンを1度押して開く最終確認画面。
「はい」を押せばラリーが発射します。

サブアカウント


サブアカウントで残り時間(カウント)を確認していきます。
ここが最大のポイント!!!!


進軍時間22秒(この場合)と要塞残り時間22秒が一致したこのタイミングで上記タイマー撤退ボタンをメインアカウントで押します。

この場合、22秒表記の間にタイマーを撤退させれば、どのタイミングでも0秒で着弾します

つ ま り
22秒になって21秒に変わるまでの1秒間が0秒の向こう側。

0秒の向こう側で勝負するということは「この間のコンマX秒をいかに耐えてギリギリで押せるか」ということなのです。

本気で0秒の向こう側で勝負する場合は、個人的な感覚だと22秒になってほんの一瞬待って(イメージ0.3秒)タイマー撤退ボタンを押す感じ。
とりあえず0秒で着弾させたいだけなら22秒になった瞬間にタイマー撤退ボタンを押すだけでいいです。

最終着弾できれば敵の兵士はかなり減っているので、兵士構成ジャンケンで負けても結果勝ちやすいです。
それだけ最終着弾するということが重要なのです。

Step5 進軍中に装備を変更する

後は進軍中に装備を変更して、攻撃力UPアイテム等を使って見守るだけです。

番外編

例えば敵が1ギルドで実質1対1の場合は、上記方法を使う必要は全くありません。

この場合は偵察時間を確認して
進軍時間(仮22秒)+偵察時間(仮6秒)=仮28秒前にラリーを発射するのも1つのテクニックです。

仮28秒でラリーを発射して仮22秒に要塞に入れば、敵は偵察をそこから飛ばしても理論上は中身を見ることができません。

つまり残り6秒で進軍中の敵の構成を一方的に見て陣形変更が可能になるため、こちらに多少のアドバンテージが生まれます。

敵側もこちらの進軍時間から逆算して偵察を事前に飛ばしていたり、偵察自体を鬼のように加速すれば対応可能でしょうが、敵もラリーを発射する手前、そこまでのプレイングは中々難しいと思います。

臨機応変にこのようなプレイングを可能にできるのもタイマー方式の利点です。

最後に

もっといいやり方もありそうですが、私のやり方はこんな感じです。

これの応用でタイマーを蹴るという方法もあります。
この場合はラリーリーダーがラリーをセットして要塞の到達時間さえ把握できれば、ギルメンの誰でもこの方法を使うことが可能です。

それから仮に何らかの原因で着弾時間がずれてしまった場合は、敵対の数にもよりますが、潔く解散を推奨します。
よく遅れて絨毯で調整するプレイングを拝見しますが、コンマX秒で勝敗が決することを経験してきた身からすれば、非常に意味のない行為です。

そもそも0秒の向こう側で勝負できるプレイヤーがその場の敵対にいるかは別問題でしょうが。

もし自身のやり方に不安がある場合はぜひこの方法を試してみてください。
簡単に0秒着弾できますから。笑

本当の勝負は0秒の向こう側から始まります。